まあちゃんのながいかみ ☆☆ 3歳~
- 作者: 高楼方子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1995/08/10
- メディア: 単行本
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【感想】ただの女子3人のおしゃべりです。でも、髪をすっごく伸ばしたら、シャンプーすると巨大なソフトクリームに、お下げにして左右をひっぱれば長い洗濯物干しに、など子供らしい可愛い夢を話します。イラストがとっても愛らしい。
ただし、登場してくる3人は全員少し感じ悪い性格でもあります。お互いに張り合い、「あたしたちは・・なのよねー」とか「あたしなんてもっと・・・」などと、女子にありがちな「つるむ女子VS残りの1人」という構図。しかし仲が悪いわけではないというまさに「THE 女子」。さり気ないけど女子の確実に嫌な部分が出ています。
友人に「この3人なんか感じ悪いよね。」というと、「それが現実でしょ」と一言。
しんた、ちょうたのすっとび!かごどうちゅう ☆☆☆☆☆ 4歳~
しんた、ちょうたのすっとび!かごどうちゅう (新しい日本の幼年童話)
- 作者: 飯野和好
- 出版社/メーカー: 学研
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
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【感想】カゴ屋の掛け声「エイッホエイッホ」が楽しい。文字も頁数もそこそこ多いので、途中「ママもうムリ…」とくじけそうになりますが、要所要所にこの掛け声「エイッホエイッホ」「ヨイッサホイッサ」があるので、テンポもいいし、自分頑張れと鼓舞できます。
客が妖怪と分かり逃げようとしつつも、目的地まで運んでいまうしんたとちょうた。そして雨が振り出すと、しんたとちょうたを河童に変えて「これで濡れても大丈夫だろ?」という客の妖怪。みんないいやつ。親方も口は悪いが暖かくおかみさんも優しい。楽しくてホッとする大好きな一冊。
おかみさんが親方にやるお灸が気持ち良さそう。
のせてのせて ☆☆☆☆ 1歳~
- 作者: 松谷みよ子,東光寺啓
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 1969/07/05
- メディア: 単行本
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【感想】松谷みよ子さんの「いないいないばあ」も好きですが、こちらも良いです。子供も指で車をなぞりながら「びゆ~~ん」と喜びます。暖かくて優しい気持ちになるので、寝る前にオススメ。
ちなみにまこちゃんの自動車は超クラシックなオープンカー。ありえない格好良さです。2,000万くらいしそうです
ヘンテコクレヨン ☆☆☆☆ 4歳~
- 作者: みやにしたつや
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2014/08/05
- メディア: 単行本
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【感想】最後は結局「しょうがない元に戻してやるか」となり、「次はもっとヘンテコなものを発明するぞ!」と言って終了。泣けるほどバカバカしいです。が、子供ってこういうお話好きですよね。
描いた絵が自分の顔になるクレヨンとはどういう仕組みがわかりませんが、とんでもない天才なことに間違いありません。大天才のはずなのにその能力を嫌がらせにしか使えない。しかし意外といいやつ。バイキンマンとキャラが似ています。
結構好き。
ぼくのだっこ ☆ 5歳~
- 作者: 礒みゆき
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/12/16
- メディア: 大型本
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【感想】最後はハッピーエンドです。しかしそれまでの話が辛すぎます。こぐまちゃんは長いこと売れず「もういいよ」と徐々にやさぐれていきます。この売れない時期が長すぎて、やさぐれ度合いが半端ないです。真っ黒なイラストで「もう僕はここにはいないんだ」「もうどうでもいい」「どうでもいいと思ったら楽になった」などの心の呟きが生々し過ぎて、愛くるしいこぐまちゃんが考えていると思うと、映画のチャッキーばりの恐怖です。読んでいて「お願いだから誰か買って」と叫びたくなります。お客が他のぬいぐるみを買うと、「おい!何やってんだよ!くまだろ!」と殺意すら覚えます。
子供に面白かった?と聞くと「抱っこされなくて可哀想だった」とぽつり。そうだよね。
読んだ後、必ず我が子を抱っこしたくなるそんな一冊、とは言え絵本で辛くなるのはイヤ。
もちつきぺったん ☆☆☆ 1歳~
- 作者: きむらゆういち,いもとようこ
- 出版社/メーカー: 教育画劇
- 発売日: 1997/12
- メディア: 単行本
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【感想】保育園の行事で餅つきがあったので、1月は「あ!これ知ってる!」という感じで喜んでいました。内容は面白いかといわれると、正直面白くはないですが、季節を彩るこのような行事は日常触れ合うことがなくなってきたので、たまに「あったよね~お正月だったよね~」という感じで読んでいます。お餅が出てくる絵本は、読みながら必ず「くぅ~~餅食いたい・・・」と野生に戻ってしまう。
仕掛け絵本は楽しいのですが、動かしているうちに子供が興奮し、最後は「ふんがー!」と引きちぎってしまうのが難。
くいしんぼうのあおむし ☆☆☆ 4歳~
- 作者: 槇ひろし,前川欣三
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2000/09/15
- メディア: 大型本
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【感想】なんともシュールなお話です。「一体何なんだろうか」と考えさせられ、背筋がぞっとしたり。
子供は聞いてはいたものの、この怖さはわからないないようでした。
絵本の本質や意味が理解できることはそんなに重要ではないと思いますが、なんとな~く大人向けの絵本かなという印象です。