明日読みたい絵本

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明日読みたい絵本

よかった。。と思える絵本に出会えると、本当シアワセです。感想で、ネタバレしているお話もありますので、お気をつけ下さい。

ぼくのだっこ ☆ 5歳~

ぼくのだっこ (絵本・いつでもいっしょ)

ぼくのだっこ (絵本・いつでもいっしょ)

【内容】寒い朝、こぐまのぬいぐるみはお店にやってきました。お店の主人に「くまちゃんは人気があるからここにしましょうね」と言われ、棚の中央に置かれます。初めて来たお客さんはひつじのぬいぐるみを、次のお客さんはネコのぬいぐるみを、それぞれ抱っこして幸せそうに帰っていきました。こぐまはそれを見て「抱っこ」ってどんな感じなんだろう。いいものなのかな・・・こぐまは自分が抱っこされる日を待ちわびるようになる。

【感想】最後はハッピーエンドです。しかしそれまでの話が辛すぎます。こぐまちゃんは長いこと売れず「もういいよ」と徐々にやさぐれていきます。この売れない時期が長すぎて、やさぐれ度合いが半端ないです。真っ黒なイラストで「もう僕はここにはいないんだ」「もうどうでもいい」「どうでもいいと思ったら楽になった」などの心の呟きが生々し過ぎて、愛くるしいこぐまちゃんが考えていると思うと、映画のチャッキーばりの恐怖です。読んでいて「お願いだから誰か買って」と叫びたくなります。お客が他のぬいぐるみを買うと、「おい!何やってんだよ!くまだろ!」と殺意すら覚えます。

子供に面白かった?と聞くと「抱っこされなくて可哀想だった」とぽつり。そうだよね。
読んだ後、必ず我が子を抱っこしたくなるそんな一冊、とは言え絵本で辛くなるのはイヤ。