明日読みたい絵本

明日読みたい絵本

よかった。。と思える絵本に出会えると、本当シアワセです。感想で、ネタバレしているお話もありますので、お気をつけ下さい。

もりのなか ☆☆☆☆☆ 2歳~

もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

【内容】森へ散歩にでかけると、ライオンやゾウ、カンガルーなど沢山の動物達に出会います。動物達は後ろへついてきて、行列を作って散歩を続け、最後はみんなでかくれんぼをするが・・

【感想】余分な説明が一切なく、殆どがイラストです。でも、読み進めて行くと、いつのまにか絵本の世界に引き込まれていきます。「僕」のラストの一言が素晴らしくて、読み終わっても絵本の世界からすぐに抜けず、いつも少しぼ~としてしまう程魅力的な絵本です。

子供も大好きで、何度も何度も読んでいます。
こんな絵本にまた出会いたい。オススメの一冊。

しゅっぱつしんこう! ☆☆☆ 1歳半~

しゅっぱつしんこう! (福音館の幼児絵本)

しゅっぱつしんこう! (福音館の幼児絵本)

【内容】お母さんとみよちゃんが電車を乗り継ぎ、田舎のおじいちゃんのお家へ帰省します。親子の会話は特になく、電車や景色を楽しむ絵本です。

【感想】内容は単なる帰省なのですがイラストが素敵です。親は懐かしさや暖かさを感じ、子供は次々と乗り換える電車や風景を楽しめます。ただ、同じ山本忠敬さんでしたら「しょうぼうじどうしゃ じぷた」の方がドラマがあって楽しいので好きかな。

ちなみに1ページ目に荷物を持って走る後姿の男性がいますが、Tシャツの背中に「ZIPUTA」とかいてあるのが嬉しいポイント。

チャレンジミッケ! シーモアのともだち ☆☆☆☆☆ 3歳~

ちょっとやさしいチャレンジミッケ! シーモアのともだち

ちょっとやさしいチャレンジミッケ! シーモアのともだち

【内容】チャレンジミッケ!シリーズの年少版です。読む絵本ではなく、写真の中から指定されたスプーンやコマを探し「ミッケ!」と遊ぶ本です。
【感想】やってることは「アンパンマンをさがせ!」と同じです。でも、写真がジオラマなうえ、おもちゃや雑貨がとても鮮やかで綺麗なので、見ているだけでも楽しい気持ちになります。子供はみんな夢中になると思います。
ただし、結構時間がかかるので、余裕のある時に楽しみたい一冊。

かさもっておむかえ ☆☆☆☆ 4歳~

かさもって おむかえ

かさもって おむかえ

【内容】雨の降る日、傘を2本持ち、お父さんを迎えに駅で待つかおるちゃん。電車は次々と到着するけれどお父さんはいない。待ちくたびれてベンチに座っていると、とらねこに膝を叩かれ「乗り換えの駅までお迎えに行こう」と誘われる。

【感想】とらねこに膝を叩かれるなんて!これだけでもうワクワクします。何が起こるんだろうこれから!そして赤い電車が到着するが、とらねこが乗り込む車両だけ緑色。うおーワクワク過ぎる!高まる期待に子供より自分にページを向けてしまい、見えない…と苦情を受ける。子供の存在を思い出し「ねえねえ!なんでこの車両だけ緑なんだと思う?!(はぁはぁ)」と鼻息荒く聞くも、「赤は人で、緑は動物だからー!」とあっさり正解。
…。…そうだね。
最後は、暖かいとはいえ少ーし肩透かしな終わり方ですが、途中までワクワクさせてくれた事は確かです。
私ほどは興奮はなかった子供ですが、「これは明日もう一回読む」と言って枕元に戻していたので、☆4。

こわ~いおつかい ☆☆☆ 4歳~

こわーい おつかい

こわーい おつかい

【内容】慌てん坊のこぶたのとんちゃんは、ママから「お婆ちゃんにお薬を届けて」と頼まれるが、お薬を忘れて家を飛び出してしまう。気がついたママが慌ててとんちゃんを追いかけるが、とんちゃんはオオカミが追いかけてきたと勘違いして逃げ出してしまう!

【感想】途中で本物のオオカミが出てきて、「どうなる~とんちゃん!このまま食われちゃうのか~!?」と盛り上がります。このお話は最初から最後まで、とにかく走りまくってます。とんちゃんもママも全力で走っているので、読み終わった後「なんかママつかれた。。」と静かに本を置く感じです。
個性的なイラストで、躍動感のある絵とも言えますが、汗とか涙とかよだれとかなんだかびしょびしょした液体チックなイラストです。子供の反応はまずまず良かったかな。

途中「とんちゃんのママは大声なんて滅多にだしません。」というフレーズがあるのですが、「え、私なんか毎日大声出してるのに…」と必ず心がざわめく絵本でもあります。

よふかしにんじゃ ☆☆☆☆☆ 4歳~

よふかしにんじゃ

よふかしにんじゃ

【内容】真夜中に忍び寄る忍者。さささと壁を登り、するすると音もなく進む。そして襖を開けて・・・「しめしめ、家の者はみな寝ているな」・・・

【感想】文字が殆どなく、普通に読んでいると20秒くらいで終了してしまいます。そのため、深夜に忍び寄るこの緊張感の有無は、全て読み手ママの演技力に委ねられています。
「し~~~~ん。しずかだね・・・」等とサスペンス風にひそひそと読み始め、ラストに向かって段々盛り上げていきます。
というわけで、文字が少ないくせに結構パワー取られます。
特に男の子は忍者が大大大好きなので、お気に入りで何度も読んでと言われますが、「モチロン!いいよ~!(うっこれきたか、、)」という感じです。

すっごく簡単な絵本なのですが、忍者が大好き!になる4歳くらいからが喜ぶかなと思います。
キル・ビルを彷彿とさせるイラストも魅力。

おとうさんおかえり ☆☆☆☆☆ 2歳~

おとうさんおかえり

おとうさんおかえり

【内容】イヌのお父さん、クモのお父さん、鳥のお父さん、みんな子供の所へ帰ります。
【感想】どのお父さんもみーんな子供の所へ帰るんですね。内容はそれだけなので、簡単に読めて、疲れたママの味方です。単純化して丸みを帯びたイラストがとても素敵。穏やかで包まれるような愛情を感じます。文字が少ないので、合間に「鳥さんのお家は5階建てだね、すごいね!」などと話すこともできて楽しい。