ふしぎのおうちはドキドキなのだ ☆☆☆☆ 5歳~
- 作者: 武田美穂
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 1991/04
- メディア: 大型本
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【感想】おばあちゃんのお家は紫や黒で統一され、完全にホラーハウスです。そしていつも黒い服を着ているおばあちゃん。怖すぎです。もしかして、じゃなくて完全に魔女かと。
途中までは普通ですが、ラストが好き。なんだか暖かい。
イラストがコマに分かれており漫画のように進みます。漫画なので「ぼく」をはじめ、登場人物の心の声が小さな文字で背景に沢山書いてあり、読み聞かせはしにくいです。
それにしても、もしもおばあちゃんが魔女ならば、自分のママは魔女の娘。そして自分は魔女の孫。その方がずっと恐怖ではないか。
へんしんトンネル ☆☆☆☆☆ 3歳~
- 作者: あきやまただし
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 2002/09
- メディア: 大型本
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【感想」言葉の音や文字の並びを遊べるとっても素晴らしい絵本です。初めて子供に読んだ時「うわ!なにー!?」と目が輝きました。「文字の順番が違うと別の物になってしまうんだ!」という発見は衝撃的だと思います。その衝撃たるや、ヘレンケラーが「water~!」と叫ぶイメージか。
この絵本を読むと、日常生活でも言葉遊びができるし、単語は1個1個の文字から出来ていて集まると意味ができるんだ!という原点を知るのに最高です。次はどうなる?じゃこの次は?もう子供はワクワクで予想します。大人も改めて、文字・音・単語の関係に気がつかされる。
生きていく術を知る、まさに絵本とはこうあるべき。
オススメの一冊。
こまったさんのカレーライス ☆☆☆ 6歳~
こまったさんのカレーライス (おはなしりょうりきょうしつ (2))
- 作者: 寺村輝夫
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 1982/10/30
- メディア: 単行本
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【内容】お花屋さんから先に帰ったこまったさん。ヤマさんから突然「友人を連れて帰るから何かご馳走を」と電話がかかってきた。「え~こまったわ」ビフテキ?麻婆豆腐?イロイロ悩んで・・・最終的には特製カレーの出来上がり!
【感想】
玉ねぎが目にしみるため水中眼鏡をつけると、周りが海になっちゃった!相変わらすの奇想天外ストーリーですが、このカレーはあまり魅かれなかったです。オムレツかスパゲティの方が美味しそうだな~。
つーか、いきなり友達連れて帰るってそりゃないよ。1カ月くらい前に言ってくれなきゃ~。
こまったさんのスパゲティ ☆☆☆☆ 6歳~
こまったさんのスパゲティ (おはなしりょうりきょうしつ 1)
- 作者: 寺村輝夫,岡本颯子
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 1982/07/20
- メディア: 単行本
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【感想】結構分厚い本ですが、案外最後まで読みきかせできます。
このシリーズで初めて読んだスパゲティ。想定外のストーリーにええっ!の連続でした。この先どうなっちゃうの?まさか夢オチ?と心配しましたが、なんとか終了。ラストはかなり適当ですが、面白いです。
ヤマさんの亭主関白っぷりといい、時代の流れでやや色褪せて感じますが、読んでいるママ達は懐かしさに遠い目になるはず。基本的に訳のわからないストーリーなので、ある程度の年齢になり、想像力を膨らませながら自分で読めば、子供もきっと面白い。
最近は本の面白さよりも、分厚さや読みきれるか、二の腕への負担などを優先してしまうことがあります。本を選ぶ時に歳を感じる今日この頃。
どうぞのいす ☆☆☆☆☆ 3歳~
- 作者: 香山美子,柿本幸造
- 出版社/メーカー: ひさかたチャイルド
- 発売日: 1981/11/01
- メディア: 単行本
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【感想】大人だと読み始めて数秒で先が想像できる定番のストーリー。でも、わざとらしさがなく非常に柔らかで暖かい。優しいイラストとテンポのよい文章が見事にマッチしている。穏やかになれるので、寝る前に相応しい素敵な一冊。
そして必ず、描かれたどんぐりやハチミツを少しづつ食べたくなる。
おおきくなるっていうことは ☆☆ 4歳~
- 作者: 中川ひろたか,村上康成
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 1999/01/25
- メディア: 単行本
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【感想】
子供ってこんな些細なコトが嬉しいんだ、そうだよね~。いい話です。始まりは良いのですが、次第に教育的な内容に。大人の「自分の子にはこうあってほしいなぁ」という理想が前面に出ている気がして「押し付けはイヤ…」という気持ちになりました。
ココに書いてある事は絵本からではなく、生の生活の中で学んで欲しいんですよー。頭で理解するのではなく感じてほしいんです。
最後の一言が、また究極的に上から目線の教育を感じます。
頑張って読みきるも、途中で子供が頻繁に窓の外を見ていてさらにしおれました。
絵本は教育の時間ではなく、楽しくワクワクの時間であってほしい。
悪くないけど無理して読まなくてよい一冊
ホラーハウスは海からいっぷん ☆ 5歳~
- 作者: 山下明生,坪谷令子
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
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【感想】
表紙の絵が怖くて「面白そう~!」とすごくワクワクしながら読みました。しかし読み終わった直後の感想は
「そうですか…」
面白くなかった(涙)
海や水にちなんだお化けが沢山でてきます。紺色のタッチで描かれたイラストは必要以上に怖く、夜読んでると「こわ…」と思います。が、その怖さは子供はわかっていない様子。イラストはいいです。しかし内容が…ひどい。
また、語尾をもじった親父ギャグが度々出てくるのですが、これが泣きたくなるくらいつまらない。おもしろさは追求していないのかもしれませんが、あんまりです。それともいつの日か、このギャグを爆笑できる時がくるのだろうか。
読み聞かせるのではなく、せめて自分で読める歳くらいの時がいいと思う。☆1。